なぜ学校の評価のように点数化しないのか?
人事評価で“定量化”というとピンと来ないかもしれませんが、学校での評価を思い出してみるとわかりやすいと思います。
学校における評価は、試験の点数という数値基準を設けているために、非常に明確でわかりやすいのです。人事評価には、その人の一生がかかっているといっても過言ではないのに、会社ではなぜ同じような基準を設けようとしないのでしょうか?
もちろん、学校の試験と会社における評価は違います。人の働きは、学校における試験の点数のように単純に評価できるものでは決してありません。また、必ずしも明確な正解がないのもビジネスの世界の常識です。
しかし、製造業においては、製造工程の作業に具体的な数値指標を設けることで社員の働きを評価し、さらに作業工程のカイゼンを続けることで、より効率的・効果的にしようとしています。それと同じように、人事評価の方法においても数値指標を設けることは可能なはずです。
(2009年02月20日)