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コラム

人事評価の課題10 (11月20日セミナーアンケート設問①)

 2013年11月20日に開催した弊社主催のセミナーで、人事評価の課題についてのアンケートを実施、結果を「人事評価の課題10」としてまとめました。

 人事評価の課題のトップ3は以下のような結果となりました。

 1位は「1.人財育成につなげ、社員の底上げをはかりたい」。

 2位は「6.現状を打破し、チャレンジする人を評価してあげたい」。

 3位は「4.成果主義・目標管理を導入済だが、課題があるので見直したい」。

 

(人事評価の課題10)

人事評価の課題10 (11月20日セミナーアンケート設問①)

 

  1位の人材育成と社員の底上げは、セミナーのタイトルが『人財を育て業績アップにつなげる ”進化したプロセス評価®”』~これまでのプロセス評価とは違う、新次元のプロセス評価を学ぶワークショップ~ でしたので当然の結果と言えるかもしれません。

 2位の現状打破とチャレンジも、コンサルティングで評価したい人材像として人気のあるテーマです。閉塞感を感じている会社が多く、過去の延長線上ではなく、新たなことにトライすることを奨励したいという健全な気持ちの表れだと思います。

 3位の成果主義・目標管理の限界は既に十分認識されており、各社ともどう改善していくかに頭を悩ませているというのが実態です。“ポスト成果主義”という問いに対する明確な回答はまだ見つかっていませんが、大きな流れとして「プロセスに注目する」傾向が強まってきているのも事実。問題意識の高い方が今回のセミナーに参加されたという訳です。

 業績の結果だけでなく、プロセスも人事評価に取り込もうと試みている会社が増えています。しかし、その実態は、下の一般的な例のように抽象的で定性評価の域を出ていないものがほとんどです。セミナー参加者にも確認してみましたが、出席者39名のほとんど方がそうだと認めていました。

 

(一般的なプロセス評価のサンプル)

人事評価の課題10 (11月20日セミナーアンケート設問①)

 

 「これでは、本当のプロセス評価とは言えない」

 問題意識を持つ先進的な企業では、一歩進んだ新次元のプロセス評価を模索し始めています。これまでのプロセス評価をさらに進化させて、営業部門の人財育成に、そして業績アップにつながる人事評価に発展させようという動きです。プロセス評価は今や、プロセスの標準化、人財育成と人事評価を融合させた “進化したプロセス評価®” という新しいステージに入ってきているのです。

 人事評価の本来の目的は、人財を育て経営課題を解決することにあります。業績アップは会社の永遠の経営課題ですが、営業部門の頑張りだけでは限界があります。今こそ営業と人事が手を取り合い、人事評価を通して協力する時です。

 業績アップを人事評価で支える。その特効薬が”進化したプロセス評価®なのです。

 ワークショップという限られた時間の中であり、時間が足りなかったという反省点もありましたが、進化したプロセス評価®のエッセンスを知ることを通し、多くの気づきやヒントを得ることができたとの感想も頂戴することができました。

 

(進化したプロセス評価®)

人事評価の課題10 (11月20日セミナーアンケート設問①)


(2013年12月05日)

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