問題は主観による評価
成果主義の崩壊云々と様々な意見がかまびすしいですが、成果主義自体は評価ツールの問題です。年功序列にせよ、成果主義にせよ、しょせんは評価手法という表面的な問題にすぎないのです。
原因は実は別なところにあります。それは、『イエスマン人事』に代表される「主観による評価」です。
これまでの古い評価方法は、「上司の好き嫌いという主観による評価に頼りすぎていた」という本質に目を向けなければ、抜本的な改善にはつながりません。
表面的には成果主義で公平に評価すると言いながら、実態は相変わらず上司の好き嫌いで人事評価を行っています。これは、日本的な評価の本質的な部分が年功序列の時代から変わっていないという問題を示しているのです。
(2009年02月06日)