標準プロセスによる人財育成
人財育成を効率的に進める基本の「型」となるのが“標準プロセス” です。標準プロセスとは、業績向上や業務個効率の改善につながる有効なプロセスのことです。
例えば、武道では基本を学び身につけてはじめて、その人なりの創意工夫を行い技量を高めることができます。同様に、ビジネスでも標準プロセスを基本として、教育トレーニングを行ったり、勝・負パターン分析やノウハウを共有しながら生産性の向上を図るのです。
すなわち標準プロセスは人を育成するにあたり、基本を徹底するための「型」であり、自分で考え行動できる自立型人財の成長を支援します。
人財を育成しながら効率的且つ継続的な業績の拡大を図るためには、標準プロセスの整備とそれを支えるプロセス評価が欠かせません。
誤解のないように補足すれば、標準プロセスは社員の行動をマニュアル化したり、型にはめるものではありません。成熟度や状況に応じて、標準プロセスそのものも変化していきます。標準プロセスは、ファーストフード店でアルバイトに仕事を覚えてもらうための型にはまったマニュアルではなく、常に改善の工夫を行いながら更に上のレベルをめざす創造的なルーティンとも言えるのです。
(2010年06月25日)