コラム

21世紀の人事評価⑥ 成果に至るプロセスも認める評価


(20世紀型評価では結果しか見ない)

成果主義や能力主義を唱えながらも、その実態は単なる結果の数字しか見ない「結果主義」に陥っている企業は少なくありません。「結果がすべてだ!」とは、ビジネスの場でよく使われる言葉です。

こういったやり方でも、経済が右肩上がりであった時代まではやっていけました。しかし、経営環境が激変している今は、もはや通用しなくなっています。

企業の業績に差が出る原因の一つとして、注目したいのが「プロセス」です。社員の属人的なやり方に任せて、結果だけしか見てこなかった会社は、めまぐるしく変わる環境変化についていけず、業績が立ち行かなくなっています。

一方、業績改善につながるプロセスを分析・標準化し、その実践・カイゼンを徹底している会社は、不況下でも業績を向上させています。

結果だけに一喜一憂し感覚で対応するのでは、もはや現在のビジネスを戦えません。厳しい環境変化の中で生き残っていくためには、「見るのは結果だけ、プロセスはどうでもいい」という考え方から脱皮し、「結果は、各社員の属人的な努力の積み重ねではなく、会社が定めたプロセスの延長上にある」という科学的な考え方にシフトしていくことが必須なのです。


【21世紀型評価ではプロセスを標準化・定量化する】

結果とプロセスは氷山にたとえられます。受注や売上などは、数字で分かりやすいので皆に見えます。氷山でいうと水面上に出ている部分です。

一方、結果を出すために必要なヒアリングや提案といったプロセスは、数値化されていないので見えにくくなっています。氷山の水面下には、見えている部分の何倍もの氷(仕事のプロセス)が隠れているわけですから、業績効率を上げるためには、この部分を改善していかなければならないのです。


”「見える結果・見えないプロセス」”

プロセスを評価するという考え方自体はこれまでも存在していました。

しかしその実態は、評価シートに“定性的”な評価項目の一つとして、「プロセス」という項目を盛り込んだものに過ぎず、会社として推奨するプロセスが定められていませんでした。そのためかえって、主観的な面が強調されるというケースもあったほどです。

これに対し、最近注目を集めている「進化したプロセス評価」では、業績改善や生産性率向上につながる効果的なプロセスを、会社がまず整理して標準化します。さらに社員が仕事の“プロセス”にどれくらい取り組んでいるかを、データを使って定量化(ポイント化)します。そしてそれをもとに社員の評価を行うのです。

進化したプロセス評価では、このように客観的な評価指標をもとに評価することで、できるだけ評価者の好き嫌いといった主観を排除した公正さを確保し、評価に対する納得感を高めることができます。

21世紀型評価は、プロセスを社員に決めさせるのではなく、成果に至るプロセスを会社が標準化します。そして、定量化されたデータをもとに公正に評価するレベルまで進化させる必要があるのです。

(2011年1月21日)

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